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ベルサイユ宮にテニス場跡

ヴェルサイユ宮殿 Château de Versailles.
1682年、フランス王ルイ14世が建てたフランスの宮殿.

1979年に世界遺産に登録され、豪華な建物と広大な美しい庭園を持つ.

そのヴェルサイユ宮殿に1630年ごろに建てられた、テニスの原型となったスポーツ「ジュ・ド・ポーム」の球戯場の遺構が発掘されたという.

◇ベルサイユ宮に「テニス場」=ルイ13世建設、地下から発見-仏@時事通信(6月16日)

フランス絶対王政時代の象徴、ベルサイユ宮殿脇の庭で、テニスの原型となったスポーツ「ジュ・ド・ポーム」の球戯場の遺構が発掘された。16日に一般公開後、8月までさらに発掘が続けられる。1789年のフランス革命直前、第三身分の代表が結束を示した「テニスコート(球戯場)の誓い」の舞台もベルサイユ市内にあるが、宮殿隣接地で球戯場が見つかったのは初めて。
ヴェルサイユ宮殿そのものが1682年完成で、今回の遺構が1630年ごろのもの.
年代が合わないのは、実はベルサイユ宮殿の前身の城館だった時代に建設されたため.

それにまつわるドラマも伝えられていて、ベルサイユ宮を建てたのはフランス王ルイ14世.
その父親のルイ13世は、ジュ・ド・ポームの愛好者だったが、ルイ14世はビリヤードの方が好きだったとか.
必然というかなんというか、宮殿完成の2年前の1680年ごろにジュ・ド・ポーム球戯場は取り壊された.

こういう話は現代でもよく聞く.
親の望んだ趣味など、必ずしも子供は受け継がない.
テニスもご同様.

こういう今も昔も変わらない人のドラマが再確認されるのが、考古学とか遺跡のおもしろいところなのだ.

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さて、発見された遺構は縦33メートル、横14メートルで、高さ15メートル.
なんと、瓦屋根付きの屋内球戯場があったという.

テニスの原型になったといわれている、ジュ・ド・ポームだが、あくまで「言われている」にすぎない.
ボールを打ち合う球技ということなら紀元前15世紀ののエジプトの壁画でも見ることができる.

そして、古代ローマ帝国に引き継がれ、さらに8世紀のフランスにラ・ソーユ (La Soule)として伝わる.
800年後の16世紀以降にようやくジュ・ド・ポーム (Jeu de paume)となったが、そのころはすでにラケットにガットが張られていたというから、まぁテニスの原型と呼んでもよかろう、というわけで一般にジュ・ド・ポームがテニスの原型とされている.

ジュ・ド・ポームは18世紀から19世紀にかけてヨーロッパの貴族の間で大流行し、多くのコートが建造されたらしいが、現存するものは少ない.

その意味では今回のベルサイユ宮の遺構が1630年ごろのものということで、「テニスの世界遺産」というものが存在するなら、間違いなくトップレベルの貴重なものだろう.


なんだか、380年前のボールの音が聞こえてくる気がしない?

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リンク

ベルサイユ宮に「テニス場」=ルイ13世建設、地下から発見-仏@時事通信(6月16日)

テニス@『ウィキペディア(Wikipedia)』

ヴェルサイユ宮殿@『ウィキペディア(Wikipedia)』

球戯場の誓い@『ウィキペディア(Wikipedia)』


Château de Versailles – Site officiel

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