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時速439キロのサーブで

人間の条件反射速度はオリンピック選手で0.2秒といわれている.

トップアスリートで0.2秒ということは、テニスのレシーブで人間が反応できる限界、
これも0.2秒と考えてよいだろう.

* * *

では、現在のプロテニス最速サーブとの比較から見てみよう.

サーブ最速データとして最新データとしては、昨年2006年ウィンブルドン選手権の男女シングルス1、2回戦でのサーブ速度の発表データがある.

男子はアンディ・ロディックの時速228・8キロ、
女子はビーナス・ウィリアムズとベサニー・マテックの192・0キロが最高だそうだ.

ちなみに優勝したロジャー・フェデラーは、206・4キロで22位.

Img10383784410
今回の検証としてはロディックの時速228・8キロを採用するとしよう.
だいたい、目の前を新幹線こだまが通過するくらいのスピードで、そしてこれはジェットコースターなんかより相当に速い.

* * *

次にサーブを打つ地点からレシーブをする間の距離を計算で出す.

センターでレシーブする場合を、便宜上でベースライン上のセンターから各0.5メートルの位置とする.
サイドも便宜上で、ベースライン上の位置で、レシーブエリア対角線を延長した位置とする.

本来は高さ成分も約2メートルあるが、計算が面倒なので今回は省略.

コートの長さは23.77メートル.
横幅はシングルス用で8.23メートルでレシーブエリアもこの長さだ.

サーブをセンターに打ち込むと、対角で底辺1メートルの長さ23.77メートル.
対角線の√(23.77sq+1.00sq)=23.79メートル

サーブをサイドに打ち込むと底辺4.12m*26/20比(5.4メートル)と長さ23.77メートル.
対角線の√(23.77sq+7.64sq)=24.37メートル
対角線サイドの場合はカバーする範囲がベースライン上で約5.4メートルにもなるとは...(取れないわけだ)

* * *

そして、ロディック最速228km/hrを秒速になおす
228,000m/hr
228000/3600=63.3メートル/秒

①センター. 23.79[m]÷63.3[m/sec]=0.37秒
②サイド. 24.37[m]÷63.3[m/sec]=0.38秒

さて冒頭の人間の条件反射速度を思い出してみよう.
テニスのレシーブで人間が反応できる限界は0.2秒.

このことは、ロディック最速228km/hrサーブも、リターンは物理的には不可能ではないということだ.
ただし、コースが分かっていて事前にその位置で待っていたとして.
面を作って返球するまで、その余裕は0.17秒しかないのだが.

実際には、ボールの回転も加わり、当然来るコースも事前には分からないのだから、これをリターンするのは至難の業だ.

* * *

そして、これからが本題.

では絶対にリターンが不可能なサーブの速度、人間が反応できる限界の0.2秒を超えるサーブの速度はいくらなのか.

0.2秒を超えるには
①センター.
23.76[m]÷x=>0,2
x = 118.8[m/sec]
118.8[m/sec]=427,680[m/hr]. 時速は 時速428キロ.

②サイド.
24.37[m]÷x=>0.2
x = 121.8[m/sec]
121.8[m/sec]=438,660[m/hr]. 時速は実に 時速439キロ!!.

計算上は、山梨リニア実験線なみ(やや遅い)の時速439キロの超速度サーブを放てば100%取れないことになる.

音速は時速1225キロ(秒速340キロ)なので、マッハ0.3.
なんだ、お安い御用ではないか?!

。。。。。。やっぱ、はやっっっ!!!

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リンク

テニスコートの大きさって、どのくらいですか? テニス質問箱

ロディック最速228キロ強 サーブ速度発表 @Tennis.365

テニスコートの大きさを?苦労なく?覚える方法 ガットとラケットとテニス

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コメント

ロディックのサーブが時速228kmなんて嘘でしょう。スピードガンがだめです。と言うのも、僕のサーブですら300km以上出ているからです。野球を例に上げて説明すると 時速150kmが約18mを約0,4秒(時速140kmが0,44)と言われてますが、本当は違います。(この計り方なら僕のサーブは約時速200kmです) まず分かり安く18mを1秒かかるとして1分、つまり×60します。次に一時間、×60します。ここまでで18mを1秒かかるなら 時速64,8kmと出ます。次に0,1秒しかかからないのなら簡単、×10ですね。10倍速くて かかる時間も10分の1、時速なら648kmです。(分かり安く説明すると、かかる時間は180mは10秒と1秒、1800mだと100秒と10秒です)後も簡単、0,1の四倍かかるのですから 世のみんなが野球で言っている時速150kmは、本当は時速約162kmと解るわけです。スピードガンは間違っている。

投稿: 岸本 | 2013/09/14 午前 04時04分

テニスのサーブ速度について非常に面白い記事ですね。

テニスにも以下の様なスピードガン測定システムとかを導入すると面白そうな気がしました。

http://lasersystems.sub.jp

投稿: | 2011/12/12 午前 11時22分

素晴らしい記事だと思います。
音は秒速340メートルですよ

投稿: テニス | 2009/07/02 午前 01時31分

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