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消えゆく「図工」の時間

神戸新聞15日付夕刊に興味深い記事を見つけた.

いや、「随想」は記事ではないな.
日替わりでいろんな人が想いを文章にするコーナー.
どこの新聞でもあるが、地方新聞夕刊は特にローカル色が強い.

で、記事は「図工は子供のミネラルなのに」...(椿昇・アーティスト)

元教師のライターが、小学校の図工が消えつつあることを書いたもの.
文部科学省が前回2002年の学習指導要領改定で削減した「図工」の時間を、更に削減しようとしているらしい.

関連記事をググッってみると、こんなwebがあった.

小学校図画工作科 The Home Page of Art Education
この中で「週2時間の時間がもてなくなりました。」というタイトルで具体的に週あたりの「図工」の時間がいかに減少しているかを示してある.

小学校3.4年生は10時間、
小学校5.6年生は20時間の削減です。

教科等の構成及び授業時数によると、
現行時間数[小学校]図画工作1年68、2年70、3年70、4年70、5年70、6年70。[中学校]美術1年70、2年35~70、3年35。
改訂案では[小学校]図画工作1年68、2年70、3年60、4年60、5年50、6年50。[中学校]美術1年45、2年35、3年35、になっています。

小学校高学年の図工の削減も顕著だが、中学校の美術の削減もものすごい.

中学1・2で美術は約半減に近い.

全体でどのくらいの割合かというと、文部科学省のwebで分かる.

各教科等の授業時数
学校教育法施行規則別表第2(第54条関係) というのがそれで、

03
1単位時間は45分で1年間の総時間は小学校6年の場合は945.
1年は52週だが、小学校は春夏冬に長期休みがあるので、-9週くらいか.
945÷43=22時間/週としよう.

図工が50単位となると、55÷43=1.2時間/週となり、まさに週1回45分のみという勘定.
最大時間を占める国語が175単位で4時間/週を確保.
算数も似たり.

削減した時間はどこ行ったかといえば、神戸新聞夕刊随想によれば.....最近はやりの小学校英語=イングリッシュ(小学校で教えてもジングリンシュがせいぜいだろうが)か、インド式二桁九九にでもなるらしい.

これは由々しき事態だ.

英語など中学校からでも死ぬほどできる.
中学校高校、されに大学も学べば、合計10年にもなり、げっぷが出るくらい学習できる.

ところが「図工」は人生70年として、わずかに6年間の小学校時代を逃せば学ぶ機会は無い.
駅前「図工」留学があるとでもいうのか、文部科学省は.

「モノづくりの日本復活」がちゃんちゃんらおかしい.
小学校から図工を消してどうするというのか?!


...と、図工・美術が得意教科であったワタクシ的には思うのであります.
効率とか点数では割り切れない勉強ってのも、大きくなって実に重要だと思うのですよ.

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コメント

言われて気づきましたが、授業でオリジナリティを発揮して創造するのって「図工」「音楽」「体育」ぐらいしかないですね.

国語や社会でオリジナリティーは難しいし、算数なんて張り切って「円周率は3.14ではなく3と4の間で微妙に変動する」なんて言ったら多分0点です.

楽しいかどうかはともかくとして、子供に自分の脳みそで「創造」を考えさせるのは、実は一番大事かも.

投稿: TickTack>エナン | 2007/02/18 午前 12時51分

>駅前「図工」留学・・・生徒はオッサンばっかり?
>(笑)
>講師はノッポさんが良いなぁ~~!

流行るかもしれませんよ.
ゴンタ君とナレーターの人も必要ですね.

なにせノッポさんはしゃべりませんから、駅前「図工」留学の授業が進みません.

投稿: TickTack>Gotaro | 2007/02/18 午前 12時46分

>あの時の基礎(苦労)が、
>現在の私を形成させたと思います。

今でも図工を思い出されるとは、図工でずいぶん苦労なさったのでしょうか.

ともかくとして、図工が日本のエンジニアの基礎を作っているのは間違いないと思います.

たとえ、数学の教科書を見返しても、図工の教科書を見ることが絶対ありえないとしても..ですね.

投稿: TickTack>らっきーあいす | 2007/02/18 午前 12時43分

こんにちは!
それがマジなら、絶対に許せない。
だって、うちの下の子の楽しみは、図工と体育と給食。あの子から、図工を取ってしまったら・・・残るは、体育と給食のみ。

勉強ばっかじゃだめ!ゆとりが必要!・・・でも結果的に学力が下がったとみんなに責められると、慌てて戻しにかかる。
お役所系の人はなんて考えが単純なんでしょう。
学力が低下してるのは、先生の質が低下してるってこともあるのに・・・単純に授業を少し増やしても焼け石に水。それより、楽しい授業をする先生をたくさん増産したほうが早い。
まして、図工は想像力を鍛える大切な授業。勉強だけで育ってきた想像力の欠如した大人は、夢を見ることができない。
こうなったらどうしよう、こうしたらできるかな・・・わくわくしながら、完成図を想像して作り出す。
図工は子供たちの夢の具現で、人生のリハーサルみたいなものなのに・・・夢を見る事を忘れた大人には、図工は単なる遊びにしか見えないのでしょうね。
きっと自分たちも子供の頃は、図工の時間が楽しかったはずなのに・・・。思い出してくれたらいいなあ。自分の子供の頃を・・・。


あちゃ、今日はマジメに語りすぎました。
おもしろも何もなくて、すいません。

投稿: エナン | 2007/02/17 午前 01時44分

小学校なんて、図工と音楽と給食と体育(注:プール除く)の時間だけが楽しみでしたw
今の子は可哀想ですね。
駅前「図工」留学・・・生徒はオッサンばっかり?(笑)
講師はノッポさんが良いなぁ~~!

投稿: Gotaro | 2007/02/16 午後 05時28分

同感です。
40過ぎたおっさんです。
現在、ものづくりの製造関係の仕事をしています。

学校時代に作成した図工を思い出すことがあります。
あの時の基礎(苦労)が、
現在の私を形成させたと思います。

投稿: らっきーあいす | 2007/02/16 午前 09時43分

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