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ヒンギスT-3出場の裏事情

ヒンギスがTier-IIIの大会になぜ出場したかの考察の続き.

ぽんたさんから昨日いただいたコメント
やや長いので中略で.

本題に立ち返って、なぜヒンギスがティアⅢに?、について、私なりの見解を(見解示してどーだっつう話ですが…)。

(中略)
で、ヒンギスが出場したインドの大会のメンツを見ると、ヒンギスを除いた場合、上記のティアⅢ開催要件を満たしていないんですね。なので主催者側がいろいろと交渉した結果、ヒンギスに白羽の矢が立った、というのが事情なんじゃないでしょうか?
(中略)

というわけで、私はヒンギスは「プロ」としてのお仕事に徹したんだと思うんですがねー。

ぽんたさんの示してくれたリンクアドレスは残念なことにリンク切れ.
どうやらpdf直リンクできないらしいので、WTAのページで調べてきた.

『ABOUT TOUR』の『RULES』で『OFFICIAL RULES』のpdf.がそれに該当する.(pp.129)

Tier III
1 of Top10(or 2 of 11-20 and 2 of 11-30) if 1 of top 10 plays, then player commitment is fulfilled.
実に簡単な中学生英語で書かれているので明快だと思うが、ぽんたさんの翻訳通り.

 ・トップ10プレイヤーのうち1人
 ・または、Gold Exempt Player 11-20位の内から2人と、WTA ranking 11-30位の内から2人
 (トップ10プレイヤーのうち1人がエントリーしていればすべての要件をそれで満たす)

では ぽんたさんの調べ切れなかった部分、ヒンギスがGold Exempt Playerかどうかであるが、結論から言えば違う.
東レ2006のエントリー選手紹介で詳しい(ごめん、なぜか英文)

G1で集客筆頭のMaria Sharapovaをはじめビッグネームが続く.

シードNo.23、ワイルドカード(主催者推薦)のところにMartina Hingis.
ヒンギス発見! 「Ex」Gold Exempt Emeritus Statusとある.
Emeritus..とは「名誉の」ということで、「名誉ゴールド免除」扱い.

Gold Exempt Emeritus Statusがいかほどのもんか..だが、こちらの記事にちらっとあり(再び英文で実はダベンポートの記事).

Wait a minute, you might ask, isn’t there a veteran’s exception rule or something like that? Indeed there is. Rule II. A. 2. allows the tour to confer Gold Exempt Emeritus Status on a player who has won a minimum of three slams or titles, has been ranked number one at least once in her career and has “demonstrated an exceptional level of commitment and excellence on the Tour over an extended period of time.” Such a player can receive unlimited wild cards.

要は最後のセンテンスが理解できればいい.
プレーヤーは無制限なワイルドカードを受け取ることができるということだ.

ヒンギスは今年2006年は、Gold Exempt Emeritus Statusとして無制限なワイルドカードを受ける.

ただし通常のGold Exempt Playerとは違って、WTAの出場制約を受けないらしい.
(同じ時期にやっているティア大会のグレードの低いほうの大会には出られないという決まり)
そのことは、先週のヒンギスのエントリーで分かる.

上に書いたとおり、Gold Exempt Playerは同じ週にTier-IIIとTier-IIが開催された場合は、Tier-IIに出場しなければならないのだ.
先週はチャイナ・オープン(Tier-II)とサンフィースト・オープン(Tier-III)が開催されていた.

モレスモは当然にGold Exempt Playerなのでチャイナ・オープンに出場し決勝で敗れた.
だがヒンギスは悠々とサンフィースト・オープン(Tier-III)で優勝した.

ヒンギス出場の裏は、まさにぽんたさんの指摘通り.

ヒンギスが出場したインドの大会のメンツを見ると、ヒンギスを除いた場合、上記のティアⅢ開催要件を満たしていない.大会公式web
まさしく、Tier-IIIでの開催に必要な条件が揃わず難儀した主催者側が、Gold Exempt Emeritus Statusでチャイナ・オープン(Tier-II)に出場しなくても問題ないトップ10圏内の選手をひとりゲットしたという図式が成り立つ.

大会側から乞われて出場して、みなの期待通り決勝まで勝ちあがり集客を集めて、優勝賞金は2万8千ドルぽっち.
大会主催者側は興行もあがって,スポンサーも集まりホクホクだろう.

ヒンギス側に賞金以外の何らかのメリットがなければおかしいと推測するのは邪推だろうか?!

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