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終戦のローレライ

小説『終戦のローレライ』を読み終わった.
上下巻で1000ページを超える大ボリュームで福井晴敏ワールド全開だ.

これで福井晴敏の映画と映画化原作2本目の鑑賞を終えた.
(『終戦のローレライ』、『亡国のイージス』)

残るは『戦国自衛隊1549』の映画と原作だ.

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『終戦のローレライ』であるが、映画と原作で決定的に異なる設定がある.
映画には非常に大切な登場人物が丸ごと省略されてしまっていることだ.

元ドイツ親衛隊士官であり物語の核・パウラの兄である、フリッツ・S・エブナー 21歳.
彼が映画には登場しないのだ.

wikipediaに映画の登場人物と配役の一覧がある.

他にも登場しない小説の人物は多い.

悪の権化みたいに書かれる土屋(ニセ?)海軍中佐も出てこないのだが、映画では高須先任将校(石黒賢)で上手く役どころが割り振られている.

映画で登場人物を割愛するのは仕方ないとしても、小説原作で主役級の人物.
潜水艦伊507号とローレライの鍵を握る人物を割愛してしまうのは,どうなのよ?!
なにより一番かっこいいのだ、彼は.

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原作と映画の配役を相違点比較するとこんな感じ.

原作:フリッツ・S・エブナー ・・・ 映画(人物登場せず)

原作:先任将校 高須成美 ・・・ 映画:3人まとめて先任将校 木崎茂房大尉(柳葉敏郎)
早川 海龍 艇長(の死に様)
   航海長 木崎茂房大尉

原作:土屋中佐        ・・・ 映画:軍属技師 高須成美(石黒賢)
先任将校 高須成美
技術パートのみ フリッツ?

映画の悪役部分を一手に引き受けた感じのある、高須成美(石黒賢)と浅倉良橘大佐(堤真一).

20021210g149
浅倉良橘大佐は、大使との師弟関係などの人物像掘り下げがあったからまだいい.
高須成美(石黒賢)の扱いはけっこうひどい.

エンジニア役なのにスパイの汚れ役どころまで押し付けられた.
で、最後は銃弾戦で鬼の形相でご退場.
なんとまぁ、すごいマルチなエンジニアだ.

そんなわけで、フリッツ・S・エブナー.
原作にあった兄と妹、恋人??の微妙な心理のゆれがバサっと削除されて、アクション映画になってしまっているのは残念だ.

最後近くの艦隊郡の爆雷ヘッジホッグ 対 伊507号はなかなか良い映像だったのだが.


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終戦のローレライ(上)(下)

著者名: 福井 晴敏【著】
出版社/発売元:講談社
発売日:2002年 12月 出版
サイズ:453p + 597p
発行形態:単行本

「国家の切腹を断行する」南方戦線で地獄を見た男の、血塗られた終戦工作。
命がけで否と答えるべく、その潜水艦は行動を起こす。
耐えてくれ、ローレライ。
おれたち大人が始めたしょうもない戦争の痛みを全身で受け止めて、行く道を示してくれ。
この世界の戦をあまねく鎮めるために。
いつか、悲鳴の聞こえない海を取り戻すために―。
どの世代にも描き得なかった“あの戦争”がここに。
はるかな地平に到達した著者、待望の書下ろし超大作。

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過去記事
2006/06/04ローレライ


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