宇宙のウィンブルドン
SF小説か言うと、さにあらず。超高速サーブだけでウィンブルドンに挑む日本人の若者の話。
高速サーブを武器にしたイバニセビッチみたいに苦手でもリターンをするわけではなく、本当にサーブしかしない。
リターンのときはただ突ったってるだけ。
1980年代の小説なので、既に絶版。
紀伊国屋bookwebでも入手不可。
出版社は、集英社。
当時週間少年ジャンプで我が世の春を謳歌していた集英社。
作者は川上健一。
川上健一の紹介はこちら。「宇宙のウィンブルドン」紹介も転記。
痛快、抱腹絶倒のスポーツ小説!、テニス版。
学生の時に読んだきりで、ワタシも本は手元にはない。
「宇宙のウィンブルドン」というからSFかと思いきや、これは主人公の名前、即ち杉本宇宙という。
テニスクラブで、年中壁に向かってサーブの練習ばかりしている変な男の子がいる、と評判になったら、これがその宇宙。
たまたま練習にきたプロテニス選手を自慢のサーブで粉砕し、いきなりジャパン・オープンに出場して見事優勝。それによってワイルド・カードを手に入れ、なんとウィンブルドンへと出場してしまう。
ストロークもボレーも練習をしたことがないから、まるでできないけれど、自慢のサーブでトントンと勝ち抜いてしまうという、有り得ないストーリィ。
学生寮を引き払うときに、ダンボールごと捨てた100冊ほどの文庫本の中にあったと思う。
「テニスの小説」ってあったような気がするなぁ..と検索していたらこれが見つかった。
主人公が破天荒でマンガ的なおもしろさがある。
こういうB級スポーツ小説って、実は少ないんだよなぁ。
たまには読みたい。
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