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今だ 必殺!逆クロス

類まれなる運動能力、そして理屈詰めの組み立てテニス.
もちろん勝つためには必要だが、テニスの楽しみ方はそれだけではない.

各プレーヤーで必ず持っている、得意ショット,少年マンガ風に言えば必殺技というものがある.

中でも、"逆クロス"は...それはストローカーの「こだわりの必殺技」なのです.

逆クロスとは、右利きプレーヤーの場合、コート左端に立って、相手コート右側へ向けてフォアハンドで打つことを言う.

右端に立って、相手コート左側にバックハンドを打つ場合も"逆クロス"だ.
ブ厚いウェスタングリップで 「引っ張るのではなく、押し出すように打つ」ショットである.

こう書くと特殊なショットという印象を持つかもしれないが、実はみんながなじみのあるショットだ.

ダブルスのリターンでサーブがセンターに来た場合、バックもフォアも逆クロスになるはず.
ただし、リターンの場合は薄いグリップで打つのが、ちょっと違う.

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次に、このこだわりのショットを武器したちょっと前の選手を例として見てみよう.

逆クロスを武器とした印象深い選手ということで、ストロークでの逆クロス、プロの選手でまず思い浮かぶのが、女王シュテフィ・グラフ, 現アガシ夫人.

フォアに絶大なる自信を持ち、フォアに回り込んでの逆クロスとストレートで相手をキリキリ舞いさせ、力で押さえ込む強烈なスタイルだった.

男子で言えば、アルベルト・ベラサテギ.

クレーコートスペシャリストで、フルウエスタンよりも更に厚いグリップ,独特の掛け声とともに一瞬にして振りぬくフォアはすさまじい破壊力だった.

クレー育ちのちょっと前のスペイン選手たちはポジションも独特.

いわゆる、スパニッシュポジションでプレーする.
限りなくアドコートサイドラインに陣取って、フォア逆クロスを打ちまくるというスタイル.

ところが最近のスペインはというと、ちょっと昔と変わってきている.
全仏オープン覇者のナダルは、もちろんスペイン出身なのだが、回転を抑えたつなぎスライスみたいなショットも使っているし、前にも出てくる.

テニスのスピード化が原因だろうか.

話を戻して.

バックの逆クロスを必殺技にしたのは、かのヒンギス.

特殊な内側から外側へのスイングを駆使し、バウンドした後も外へ逃げると
いう、なかなか他にマネのできない厄介なショットを持っていた.

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逆クロスは、どちらかといえば、オールラウンダーよりもストローカーが得意とするショットというわけだ.

ネットプレーヤーは、スライス系で1テンポ早くネットに詰めるスタイルだから、例えぐりぐりトップスピンを打てる技術を持っていとしても、めったに打たないので印象に残るとは言えない.
数ある技のレパートリーのひとつというわけだ.

フェデラーだって、たまーにごっついグリグリのバギーホイップみたいなショットを見せる...こともある.

逆クロスを打ちまくる選手が少なくなってきたってのはちょっと寂しい.


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